舞台メイクはとにかく濃くするものと思っていませんか?
舞台メイクにも一人一人の顔に合ったやり方があります。中には濃いメイクが似合わないのに、それでも照明が当たったり広い舞台空間だからと無理やり濃い舞台メイクを施し、正直素敵とは言えない見た目になってしまう方もいるかもしれません。
舞台メイクは舞台のためのメイクですので、強い照明にも負けない、多くの観客からもしっかり顔が認識できるように濃いメイクが基本ですが、その上でいくつかの顔のパターン別に似合うやり方を紹介します。
派手顔の人の舞台メイク
派手顔の人は顔のパーツが大きかったり堀が深かったりと、元々の顔立ちがはっきりしている方です。
この顔のパターンの方は実は濃いメイクは似合いにくいです。ハイライトは普通に入れても良いですが、シェーディングは軽めに入れたり、つけまつげは目のキワに付け、目を必要以上に大きくしないようにしましょう。
目を大きくしすぎると、客席から見るたときに一人だけずっとびっくりした目に見えてしまいます。また、唇もオーバーリップではなく、自分の唇に沿って描きましょう。メイクアップはあくまでバランスが大切です。元々派手顔な方が更に派手にしようとすると、唇おばけ+びっくり顔になってしまうので、全体のバランスに注意してメイクしましょう。
2、童顔(+地味顔)の人の舞台メイク
このタイプの方は目が一重か奥二重で鼻が低めで、愛嬌のある顔立ちで、一つ一つのパーツにあまり存在感がない方です。
この顔のパターンの方には濃いメイクが似合う方とそうでない方がいます。濃いメイクが似合う方は目の存在感は薄いが、鼻筋は通っていたり、顔の骨格、輪郭が整っていたり、パーツの配置バランスが良い方です。このタイプの方は存分に濃いメイクが映えてかなりメイクアップするでしょう。
すっぴんと舞台上では顔がかなり変わります。濃いメイクが似合わない方はとにかく童顔な方です。目が大きくなく、鼻が低めで口も小さめ、頬に肉感があって、愛嬌のある顔の方は濃いメイクは似合いません。メイクを濃くするというよりもハイライトやシェーディングをしっかり使い顔に立体感を出しましょう。また、舞台メイクでよく行われる目のダブルラインは童顔の方には合わないため、つけまつげの付け方やアイシャドウの陰影などで工夫してアイメイクしましょう。
男顔の人の舞台メイク
男顔の方は顔のパーツが直線的な方です。輪郭は頬骨やエラが張っていたり、眉毛が曲線がなくへの字だったり目が切れ長だったり、唇が薄かったりという特徴があります。
このタイプの方はシェーディングを入れすぎると怖くなってしまうので軽く入れるようにしましょう。また、直線的というのをメイクに活かし、無理やり目をメイクで丸く見せたりチークを縦に入れるのではなく、クールビューティを活かしたメイクを研究すると濃いメイクでも素敵にメイクアップできます。
少しずつ色々なメイクを試して練習しましょう
舞台メイクはメイク道具やメイク用品が多く、工程も多いため、気軽に練習するのは難しいですが、いくらでもメイクで新しい自分の顔を作ることが出来るのが舞台メイクです。少しずつ色々な方法を試して研究してどんどん素敵になりましょう!