スポーツをする方やダンスなど激しい動きを日常的にされている方の中にはケガをしたことがある人が少なくないと思います。
私自身もダンスをしている中で、手術が必要な大きなケガから、ちょっとしたかすり傷まで様々なケガを経験しています。今回はその経験を踏まえた、ケガをしたときの対処法や過ごし方、ケガ中でも効果的なトレーニングを紹介します。
ケガをしたときの効果的な対処法
捻挫をしたらとにかく冷やして炎症を抑える
スポーツ経験者なら捻挫をしたことがある人は多いのではないでしょうか?
捻挫してしまった場合まずは冷やすのが第一です。とにかく冷やして冷やして、炎症を抑えます。
ですが、演技中などで捻挫を自覚した後でも、すぐに冷やせる状況ではないこともあると思います。そんなときは、テーピングが近くにあればテーピングして圧迫します。テーピングがない場合、例えば足首の捻挫なら細長いタオルで土踏まずから足首にかけて縛って圧迫し、結びます。
私の体験談ですが、後で病院に行ったら靭帯が切れてたほどの捻挫に負傷したあとでも、すぐタオルで圧迫しながら踊り続けれたほど、わりと痛みが分散されます。
ですが、よほどのことでない場合は冷やすのが一番です笑
あと、捻挫はさすったり揉んだりするとさらに悪化させてしまうので、絶対禁止ですよ!!
腰痛も初期段階なら冷やしましょう
腰痛も癖がつくととことん治りにくい、、、( ̄^ ̄)ゞ
腰の痛みは幅広く、激痛だと朝起きがあることすら難しかったりします。
腰痛の場合も、痛みがあるということは炎症が起きているという事ですから、初期段階の対処法は冷やすです!!(冷やしてばっかりだと思われるかもしれませんがこれが一番効果的です)
また、腰の痛みも圧迫すると散りますので、テーピングや腰痛用のベルト、コルセットを使用すると多少動きやすくなるはずです。もちろん捻挫も腰痛もですが、気になる痛みや、初めてケガをされた方などは病院にすぐ行って、お医者さまの指示をいただいてくださいね!!
また、腰痛の原因が、必ずしもその痛みが強い部分にあるわけではないことが多いです。原因としては、お尻の筋肉が固まってしまってお尻が使えないために、それをカバーしていた腰に痛みが出ていたり、鼠蹊部(そけいぶ。太ももの付け根部分のこと)が硬くなっていて、腰に痛みが出ているケースもあります。私たちプロダンサーの中でいうと5割くらいは腰以外が原因の腰痛に悩まされています。
腰痛予防に便利なテニスボース
腰痛の予防や、「あ、ちょっと腰痛くなってきたかも」程度のときはテニスボールやストレッチポールを使用してお尻と鼠蹊部(そけいぶ)、前太もも、太ももの横などをじっくりしっかりほぐしてください。ただ、やりすぎるとそこに強い刺激が長時間加えられたことで炎症が起こってしまう危険があるのでやっても1部分あたり5分前以内にしましょう。私は二分くらいずつ、各部位両足してます。
ケガ中のトレーニングは無理をしないことが一番
続いて、ケガ中のトレーニングについてです。ケガ中は無理せずできる範囲のストレッチと、体幹を鍛えることを意識しましょう!
ストレッチは絶対に無理しないように。呼吸を深く、身体がリラックスできる範囲で。トレーニングは、負傷しているところを使わずにできる体幹トレーニングを。
私は足首をよく負傷するので、負傷中はプランクで体幹トレーニングをしています。
両膝ついた状態で長めの時間、全くブレないようにトレーニングしたり、四つん這いでできる体幹トレーニングを探してやったりしてました。もちろん絶対に負傷部分は負担かからないように気をつけます。
体幹トレーニングって今はものすごくたくさん種類があるので検索すると驚きます!
ダンスやスポーツは体幹が命だと思っています。身体のブレがある人とない人のダンスは大違いです。
また、いろいろな本を読んでその分野についての知識を増やしたり、自己啓発本を読んで考え方を柔軟にする時間にあてるのも非常に有意義です。
以上、今回はケガまわりのお話をしましたが、ケガをしないことが一番です。みなさまも気をつけてくださいね。